令和5年度決算:保険料収入増加と医療給付費の減少により黒字決算に落ち着く

2024年08月01日
令和5年度収支決算の状況について

(1) 一般勘定
令和5年度収支決算は、2億7,903万円の黒字額を残しました。
予算数字に比して平均被保険者数が66人増加の6,066人、平均標準報酬月額が4,340円の増加となる246,340円、一般保険料収入は、1,608,416千円となり予算額に比し71,328千円の増加となりました。
支出面では、後期高齢者支援金の支出が対前年度で183,989千円の増加、前期高齢者納付金も76,291千円の拠出金増が目立ちました。

医療給付費に目を転じますと、受診者数及び受診率の増加もわずかで、法定給付費は予算額に比し3千8百74万円の減となり、高額な医療給付費も微増にとどまり、家族分医療給付費も低い水準で通年に渡り推移しました。
従いまして、被保険者一人当たりの医療給付費が126,496円で、昨年度と比して295円の減となり、他健保に比し依然として低い水準を維持しています。
これは(健保連:2021年度全国の健保組合決算数値)の一人当たり医療費251,488円と比較しても明確です。

(2) 介 護 勘 定
介護納付金は、年々増加の一途をたどっています。
介護納付金を負担する当組合の40歳以上65歳未満の第2号被保険者数は年間平均2,218人(予算作成時:1,680人)で被保険者数(538人増)、平均標準報酬月額の年間平均は予算の246,300円と比較し、平均標準報酬月額257,792円(11,492円増)と推移しています。
母体企業の吸収合併や事業所編入により、第2号被保険者数の増員となり介護保険料収入が伸びて、19,849千円の黒字となりました。